労働のうた

ぼくらみんな道端の石じゃないか
蹴られ、転がされ、丸くなってく

どこから来たのかわからない
でも、たしかにそこにある

いっそ風にのって飛んで行ければいいけれど、
ただただ地面を転がるだけ

角がとれて、この身を削って
この身そのものがなくなるまで、ぼくたちころがり続ける

でもね、あのぼくらであったもの、ぼくらの鋭く輝かしい角は、
きっと、ぼくらからはなれて、空へ飛び立つことができたから。

ぼくたち、いつも何かを削って、なにかをはばたかせている、んだ、

ぼくがころがるから、ぼくのあの美しい部分は飛ぶことができるんだ、よな

いつかぼくのすべてが美しく飛び立つその日まで、
時間はまだある。

ころがり続けてやろうじゃないか… ころ ころ こ ろ り …

































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